個人契約

センターを介さず直接契約

家庭教師探しのポイント

個人で探す方法

個人で探す場合、近所の学生がいる家庭を訪ねたり親の知り合いに聞いてもらうなど地道に探すことになります。知り合いの紹介の場合、授業料はセンターに頼むよりも少し安めの授業料に設定しましょう。大学の学生課で紹介してもらえる場合もありますが、応募者が多いと抽選になってしまいます。また個人契約で探すのにも、インターネットの紹介サイトを利用する人もいます。これは大学名と学部、指導可能教科や希望の時給などを登録して、家庭教師に来てもらいたい人からの指名を待つシステムです。

個人契約のメリット

中間マージンがない分、教師の時給は高めに、支払う授業料は安めになります。相手との交渉次第ですが、金銭的にはどちらもお得になるのは魅力でしょう。ですが契約も大雑把になりがちですので、個人契約の場合は初めに決まりごとを決めておいた方がいいでしょう。給料のことだけでなく急な休みのことや延長に関すること、問題集や参考書の教材はどちらが負担するかなど、お金が絡むことは最初に決めておかないと後で嫌な思いをすることもあります。逆に言えば業者との契約に縛られない個人契約なら、ある程度は自由に決めてしまっても大丈夫で、日程など臨機応変に対応してもよいでしょう。

個人契約のデメリット

個人だとなかなか希望通りの相手が見つからなく、また交代も難しくなります。知人に紹介してもらったはいいがお互いの相性がどうも、という場合も、断りづらくそのまま続けるしかないかな、ということもあります。引越しなどちゃんとした理由がありやめる時も、お互いに次の相手を紹介できればいいのですが、新たに見つけるのも大変です。特に家庭教師側がやめたい場合、個人契約だと責任を感じてしまうでしょう。進学を目指して勉強するために家庭教師を雇っている生徒としては、今の先生が辞めるなら次の先生がすぐに必要になります。お金稼ぎで家庭教師をしている学生より必死さが違いますので、やめるにやめられない、ということになるのです。